◆2002年 1月(NO.75) |
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感染性胃腸炎が流行 |
十一月後半より感染者数が急増しています。十二月がピークと思われますが、一月にかけてもまだ油断は出来ません。
小さいこどもは嘔吐や下痢を繰返すと直ぐに体力が低下します。急な発熱の後に嘔吐や下痢の症状がみられたら、早めに受診して夜中に慌てないように対処しましょう。
乳幼児嘔吐下痢症は生後六か月〜二歳頃の乳幼児に流行する感染症で、ほとんどのこどもが乳幼児期にこの病気に罹ります。ロタやアデノウィルスが原因することが多く、これも感染性胃腸炎のひとつです。
いつもの元気がなくなり、急に39℃前後の熱が出て、嘔吐を繰返した後に下痢を起こすのが特徴です。下痢は白色〜黄白色の水溶性の便で一日何回も下痢を繰返します。
激しい嘔吐と下痢で体力が低下し脱水症状を起こすことも多く、水分補給が間に合わないときは点滴治療が必要になります。
嘔吐時には服薬や坐薬で症状を抑えます。吐き気が治まったら、アクアライトやお湯、薄めたリンゴ果汁などを少しずつ飲ませて、まず水分補給をしてください。あまり、一度に水分をとると腸を刺激して、再び嘔吐や下痢を起こすことがありますので、最初はスプーンで少量ずつ数回に分けて飲ませるのが良いでしょう。
乳幼児で母乳の場合はそのまま授乳を続けて構いませんが、一回の授乳時間を短くして回数を増やす工夫をしてください。ミルクの場合は半分程度に薄めて少量ずつ飲ませたり、糖乳を含まないラクトレス、ソーヤミール、ボンラクトなどの下痢治療乳もあります。 |
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